
仏壇・仏具・本尊の選び方と注意点
「仏壇、仏具をはじめて購入する」「仏壇店には行ったことがない」「仏事はよくわからないないので不安だ」
皆さん共通の心配事です。当社にご来店のお客様の声をあつめて、わかりやすく説明いたします。
*スタイルと材質
仏壇、位牌、仏具には宗派による区別はございません。
ただし本尊(仏壇最上段、中央に安置する仏像、掛軸)は宗
派ごとに異なりますので次項で説明いたします。
また、浄土真宗については最後の項で説明いたします。
伝統をふまえた従来型の仏壇も、現代型の家具調仏壇もお好
みで選んでください。
毎日、おまいりなさる方が気に入ったものが第一条件です。
大きさもお部屋、設置場所にあったもので結構です。
座布団に座っても、椅子を使用しても、おまいりしやすいも
のをお選びください。
従来型の仏壇は、豪華な彫刻、重厚な扉、クラシックなデザ
インで荘厳な仕上がりです。
黒檀、紫檀製が多く落ち着いた色調になります。欅、木肌を
使用したものはやや明るい雰囲気になります。
桑、屋久杉製も独特の風合いがあります。
お部屋の雰囲気、家具との調和を考えてお選びください。
いずれも耐久性は申し分のない木材です。
現代型の家具調仏壇はタモ、ウォールナット、オーク、メー
プル、など従来の仏壇にはない材料を用いて洋室にもマッチ
するスタイルに仕上がっています。
すっきりとシンプルなデザインで、照明も組み込まれている
ものが多くなっています。
高級家具の素材ですので、耐久性、高級感も十分そなえてい
ます。
*菩提寺の宗派を確認
仏壇には宗派による指定はありません。お好みのデザンで安
置する場所に収まりの良いサイズのものを選んでください。
宗派の違いが重要になるのは本尊です。仏壇の最上段の中央
に仏像か掛軸を安置します。
本尊は菩提寺の宗派のものを間違いなく安置しなければなり
ません。
必ず菩提寺の宗派を確認しましょう。菩提寺が決まっていな
い場合は戒名、法名をいただいた寺院の宗派の本尊を選びま
す。
天台宗・・・・釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来他
天台宗に限って指定はありません。
真言宗・・・・大日如来
浄土宗・・・・阿弥陀如来(舟形光背)
時宗・・・・・阿弥陀如来(舟形光背)
浄土真宗・・・阿弥陀如来(大谷派、本願寺派、高田派など各
派で異なります)
臨済宗・・・・釈迦如来
曹洞宗・・・・釈迦如来(掛軸の場合は道元禅師、瑩山禅師の
両大師入り)
日蓮宗・・・・十界曼荼羅、日蓮上人
浄土宗、浄土真宗各派は細かい部分の違いではっきりと区別されます。
おなじ阿弥陀如来ですが仏具店でよく確認してください。
とくに浄土真宗は大谷派、本願寺派などを十分確認してください。
*価格の違い
良質な材料をふんだんに使用した仏壇は当然高価になりま
す。
また仕上げの塗装も材料や工程によって価格の違いとなって
まいります。
また職人の技量のちがいも工賃として価格に反映されます。
おおきくても安価なもの、小型ながら数百万円のものもあり
ます。
*仏具について
花立てやおりん、香炉などの仏具には宗派の区別はほとんど
ありません。
「打敷」とよばれる金襴の仏具や数珠には宗派の区別はありま
すが「打敷」はあまり使用されなくなりましたし、数珠も各宗
派共通のもが多く使用されています。
ただ浄土真宗では独特の仏具が使用されています。
次の項を参考にしてください。
*浄土真宗の仏壇、仏具
浄土真宗は徳川幕府の政略でいくつかの派に分断され現在に
至っています。このため仏壇、仏具も各派による特徴があり
ます。
基本的には漆塗金箔仏壇(塗仏壇、金仏壇)を安置します。
金仏壇を安置しますと仏具も各派の決まった型式のものを用
いなければなりません。
また金仏壇の内部構造も浄土真宗の仏具が配置できるように
なっています。
ただ都市周辺では金仏壇の需要が少なくなった関係で
仏具もあまり区別しなくなりました。
香炉や三具足、リン台などをそろえれば良いでしょう。
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